ここではスワップ狙いとデイトレについて、それぞれのメリットやデメリットを検証し、デイトレで成功するためのポイントについてまとめてみた。
大波乱の相場でもデイトレなら勝てる!
FX(外国為替証拠金取引)の渡欧しスタンスには、大きく分けてスワップ派とデイトレ派の2つがあります。
スワップ派というのは、スワップポイントと呼ばれる異なる2つの通貨間の金利差を取っていく方法です。
たとえば、ポンド/円という通貨ペアの取引において、金利の高い通貨(ポンド)を買いもち、金利の低い通貨(円)を売りもちすると、2つの通貨間の金利差分を日割りで受け取ることができるしくみを活用することになります。金利差は年利換算で数%程度ですから、基本的には中長期にわたって保有することで、その数%を積み重ねていくというスタンスになります。長くもつことによって為替変動のリスクにさらされますが、リスクの大きさはレバレッジのかけ方(元手に対してどれぐらいのポジションをとるか)によって、外貨預金並(レバレッジ1倍)からハイリスク(5倍など)までさまざまとなります。基本的にはあまりレバレッジを上げず、時間をかけて収益を上げるスタイルです。
デイトレ派は数秒から数分、長くとも1日以内でポジションを決済するような短期トレードをします。
ポジションをもっている時間が短いということは、為替変動によるリスクにさらされる時間は短くなります。ただ、ポジションをもっている時間が短いということは、値幅もその分、限られるということですから、レバレッジは10倍以上と、高めにして売買するのが一般的です。そして、レバレッジを効かせることによって、小さな値幅でも十分な収益を上げるということは、反面で同じだけの損失を被るリスクもあるということですから、注意が必要です。
それぞれのメリットとデメリットは?
スワップ派とデイトレ派のメリット、デメリットを整理しておきましょう。
スワップ重視のメリットは、やはり何といっても、「じっとしているだけで2通貨聞の金利差が得られる」ということです。年間5%のスワップポイントが得られるということは、10年間の長期保有で50%相当の金利収入が得られることを意味します。結果、為替レートがある程度、円高に進んだとしても、為替差損についてはスワップポイントで吸収できることになります。「投資はじっくりと」という意識がある人にとっては、ある程度の安心感をもってトレードできるのが、スワップ派のメリットです。日中、仕事などで取引画面やチャートを眺めている時聞がないという人にとっては、スワップポイントを狙ったトトレードが向いているでしょう。
一方、デメリットとしては何が考えられるでしょうか。
まず、スワップ狙い短期間で大きなリターンは狙えないこと。基本的にスワップポイント狙いのトレードは、中長期投資になります。年利換算で数%の金利差を取ることが目標ですから、金利の高い通貨の買いもちをどこまで続けられるかがポイントになってきます。中長期的なポジションを維持していくためには、ちょっとした相場変動で強制ロスカットを迫られるようなことにならないような工夫が必要になります。そのためには、レバレッジをできるだけ低くすること。外貨預金と同じ(レバレッジ1倍)リスクを基準にすると、せいぜい2〜3倍が限界と考えておいたほうがよいでしょう。あくまでも金利でコツコツ稼ぐトレードスタイルが本筋です。
スワップ狙いで中長期の投資を行なっていても、当然に為替変動の影響を受けることになります。ポジションをもつ時聞が長ければ長いほど、先行きに対する不透明感が高まることにも注意が必要です。とくに最近のようにマーケットが荒れているときは、大変です。先ほども書いたように、そうしたリスクに備えてレバレツジを低めに設定するわけですが、ここ数カ月の値動きを見ると、レバレッジを低くしただけでは対応できない、すなわち年間の金利分程度の値幅は数時間で動いてしまうくらいの大荒れ相場になっています。スワップポイント狙いのトレードは、本来的にはマーケットが乱高下していない状況のもとで有効な手法だといえるかもしれません。
次に、デイトレードのメリットにはどういうものがあるでしょうか。
まずは為替変動を利用して積極的に利益を上げられることです。アクティブにトレードしたい人には、非常に向いているといえます。また、デイトレというと、何やら短期間のうちに売ったり買ったりを繰り返す、非常にリスクの高い取引であるように考える人もいるかと思います。しかし、デイトレードとは、ポジションをもっている時間をできる限り短くするという意味で、そのいちばんの目的はリスクコントロールにあるのです。
最近のようにマーケットが大きく荒れているときは、少し目を離した瞬間に、レートが大きく変わってしまうこともあります。ましてや、外国為替市場は24時間、どこかの国で取引が行なわれています。自分が寝ているあいだにも、レートはどんどん動いているのです。それが、自分のポジションにとってプラスの方向に動いてくれるなら問題ありませんが、逆にマイナスの方向に動いたらどうでしょうか。考えただけでも怖くなってしまいます。デイトレードは、自分が相場を見ていない時間、たとえば寝ているあいだ、仕事をしているあいだについては、ポジションをもたないのが普通ですから、そうしたリスクを軽減することができる点もメリットだといえます。
一方、デイトレードのデメリットは何でしょうか。
メリットの反対のことですが、頻繁にトレードをしなければならないことです。何度も繰り返し、売ったり買ったりするのはいやだ、という人には向いていないといえます。また、最近でこそ、短時間に相場が大きく動くことも珍しくありませんが、基本的には為替相場はそれほどダイナミックには動きません。株価の場合であれば、あっという聞に高値から半値くらいまで値下がりすることがありますが、為替レートの場合、1ドル=100円だったものが、あっという聞に1ドル=50円になるというようなケースは、まずありえません。為替の変動は、実体経済により強く影響するため、そこまで急激な値動きはしにくいのです。したがって、タイミングによっては、トレードのチャンスがない場面も多いということも、デメリットといえるでしょう。そして、そうした動きのない場面で収益を上げるために、レバレッジを上げた場合には、その分リスクが高まることも、デメリットです。為替変動によるリスクは、値幅×レバレツジ倍率となりますから、スワップ狙いの場合であれデイトレの場合であれ、注意が必要です。
スワップ派・デイトレ派はどこのFX業者を選ぶ?
FX業者にもスワップ派とデイトレ派それぞれに向いた口座があります。
例えば、インターバンク系列の「セントラル短資FX」はスワップ派、ECサイトで有名なDMM.com系列の「DMMFX」はデイトレ派から好まれています。その他、「外為オンライン」や「外為どっとコム」などはスワップ派・デイトレ派の両方からも好評です。
初心者は始めに「外為どっとコム」の口座を開き、自分の投資スタイルはスワップかデイトレかを判断することをオススメします。